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海外のベストレビューを翻訳する -『Angel Beats!』

海外の反応 アニメ

各アニメの海外で最も支持されているレビューを翻訳する。
原文はコチラ。(MyAnimeListより)


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Nov 9, 2014
13 of 13 episodes seen
Overall Rating: 7
709 people found this review helpful


Angel Beats!』は多くの人が最高のアニメだと賞賛している。しかし一方で「この作品は駄作であり過大評価甚だしい」と主張する人がいることも確かである。ここで私が思ったことは、この作品は全く酷いということは無かったが、最高のアニメというわけでも無かった、ということだった。駄作でもなければ、傑作とも言えない。

メインの話については散々議論されつくされているので、このレビューでは深く触れない。初めの幾つかのエピソードは巧く作られていて、殆どの人は続きを期待することだろうと思う。SSSの仲間や Tenshi を紹介しつつ、並行して行われる世界観の説明も見事であり、この不可思議な死後の世界の真実や、キャラクター達がどのようにこの世界に辿り着いたのかを知りたくなってしまうことだろう。しかしながら、物語は少しずつ崩れ始めていく。

あなたもご存じだろうが、全13話のアニメ作品は得てして急ぎ足になることが多い。急展開になるとキャラクターの成長とストーリーの進行の余地が無くなってしまい、時には1つのエピソードにプロットを詰め込みすぎて混乱を招くことさえある。そしてこのようなことが『Angel Beats!』にも起こってしまった。それぞれの登場人物のストーリーは不十分な描写のまま中途半端に終わってしまい、彼らの成長や生い立ちを見ることは叶わない。また最終回は賛否両論であり、私にとってそれはとても失望すべきものだった。フィナーレに向けて築かれていくエピソードはぐちゃぐちゃで詰め込みすぎであり、情緒など無きに等しかった。

Angel Beats! 感想


作画は傑出している。それは本当に美しく、目を惹かれてしまう見事なものであった。アニメーションは鮮明で滑らかであり、戦闘シーンは僅かしか描かれなかったものの、それは非常に巧く描かれていた。音楽も作画同様素晴らしい。OP/EDは勿論、BGMも本当に記憶に残るもので、特に悲しげな雰囲気の音楽は素晴らしかった。


登場人物は初めこそ魅力的であったが、急展開な物語に雑に扱われ続け、終わるころには何とも言えない有様になっていた。前述した通り、この作品にキャラクターの成長という要素は存在しない。それぞれのキャラクターは確かに面白いが、ユニークという程ではなく、また彼らに好意を抱いてはいるが、愛すべきほどではなかった。

私は本当に彼らの過去を知りたかった。しかしながら、全13話という状況において、SSSメンバー18人+Kanade という人数を処理するのはさすがに無理があるというもの。過去が描かれたのはたった6人であり、T.K , Shiina ,Noda などさらに魅力的に成りえたキャラクターは無残にも払いのけられた。

この作品を見た多くの人はこう言っている。「描かれた時間があまりにも少なかったため、彼らに感情移入することができず、感動して泣いたり悲しい思いをすることは無かった」と。これはほとんどの部分において真実であるが、しかしこれは見ている人の感性に左右されることも確かである。この作品を見て感動する人がいることには素直に納得できるし、実際にそれは事実でもあるのだ。キャラクターに感情移入できるかどうかもまた同様である。

Angel Beats! 感想


しかし私はそれらの欠陥があるにも関わらず、実は楽しんで作品を見ることができた。それは最初のカップル*1の素晴らしさ故であろう。またコメディシーンは普通に良かったが、少し引き延ばしすぎたようにも思える。

Angel Beats!』は幾つかの優れた側面を持っている作品だが、同時に改善の余地が残るような側面も伴っている。もしこの作品が複数クールに渡る長期作品であったらと思ってしまうが、しかし覆水は盆に返らない。全体的に批判的なレビューになってしまったが、これはあなたに見るのを止めることを勧めている訳では決してないのだ。ことによれば『Angel Beats!』があなたにとって最高の作品になることだってあるのだから。




所感:MALのベストレビューにしてはなんともどっちつかずで当たり障りのない内容でしたが、しかし最大の支持を得ているということはやはり『駄作でもなく傑作でもない』というスタンスの人が多いのかもしれないですね。個人的にはこの作品の荒削りな感じがとても好きでした。特に第1話に関してはアニメ界屈指の出来だと思う。全編通して勢いがあり、毎週見るのを非常に楽しみにしていたのを今でも覚えています。次回は麻枝作品繋がりで『Charlotte』のレビューを翻訳する予定です。しました。

海外のベストレビューを翻訳する -『Charlotte』(酷評注意)

 


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*1:日向xユイ